2009年5月18日月曜日

作業環境変更計画、始動

最近携わったお仕事から感じたのは、作業肯定の1/3に相当する時間に、
音楽以外での作業/処理時間が浪費されていること。

締め切り仕事に携わる身としては、1分1秒の時間がとても貴重なので、
クリック→1秒待たされる、が60回重なると1分のロス。
僕はかなり打ち込み作業が早い部類みたいだけど、
それでも皆一分間に最低10回はクリックしたり、
何らかのパラメーターを変更している。

現在使用しているMacの動作が遅くなる理由は明らかだし、
その改善策もはっきりしている訳で、今後導入するであろう、
気になる製品の導入を考慮に入れつつ、早めに環境改善を行いたいところ。


取り合えず、気になる新製品はこの2つ。


Vienna MIR
http://vsl.co.at/en/65/71/393/1165.vsl

Vienna Ensemble PRO
http://vsl.co.at/en/65/71/1598/1273.vsl#VE_Pro


一つ目のVienna MIRは、今後の作品が大きく変わる可能性を秘めています。
というか激変の予感?
簡単に言うと、コンサートホールの残響音を再現するもの。
なーんだ、今更IRリバーブっすか。と思いきや、
そこは流石Vienna純正。色々と凄いです。

オーケストラって考えてみればヴァイオリンの最後尾の人と、
コントラバスの人って距離にして軽く30mは離れてますよね。
当然ながら二つの楽器が聞こえてくる場所、その音の反響も変わってきます。

このVienna MIRは、なんと!楽器の配置を擬似的ではありますが、
コンサートホール上に行えるんですね。す、すげぇ。

というか、ギターやボーカルの為に考えられたリバーブ技術を
オーケストラに流用しても無理があるよなぁ。
先日井野君とのTD時に、正にこの話になって当たり前なのに、
なんで気付かなかったの僕ら!って話に・笑

オーケストラはコンサートホールを含めて1つの楽器。
基本的にエンジニアさんにMixを任せるという事は、
スコアの記述が不十分、という事になります。

だって譜面をきちんと書いておけば、演奏者はそのダイナミクスで
演奏してくれる訳ですから。
加えて聴かせたい旋律や楽器が埋もれてしまい、聴こえてこない、
というのは明らかに編曲ミス。
なので完成した音をエンジニアさんに渡して、後処理をお願いする、
というのは可笑しな話なんですね。
書いていて自分の耳が痛い~。

しかしながら、オーケストラをホール録音出来る機会なんて、
なかなかありません。
なのであくまでも"擬似的"に、本物の臨場感に近付ける処理が
必要となってくるんです。
それにはまずしっかりした作品と素材、知識と道具。これだけ。

今回のVienna MIRは、道具に該当するものですが、
逆に作品(曲/アレンジ)が浮き彫りにされるのも事実。
良い勉強になりそうです。

Vienna Ensemble PROは、PCをイーサネットで複数台接続して
CPU/メモリの分散処理を可能にするもの。
現在のバージョンは3ですが、これの後継になるようです。
3のユーザは無償アップグレードとの記戴があるので、
買っても良いですね。


てなわけで、やっぱり64bitのWindowsマシンを1台作ろう。
大幅に作業ストレスが軽減されること間違いなし。

どなたか秋葉原に買い物付き合ってくれる方、募集。



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